【メイキング】真夏のゾンビ映画撮影!「Sweet Farewell」の舞台裏


Sweet Farewell

昨年の夏に製作した【短編映画 Sweet Farewell】のメイキング動画です。撮影は1日でガッツリと行う短期決戦。この日は早朝より集合してロケ地に向かいました。監督である俺は撮影もろもろの作業を担い、スタッフは助手とメイクさんの3人。出演者も3人の合計6人というミニマムな体制での撮影でした。どんな雰囲気での現場なのか?はぜひ動画をご覧ください。



撮影の半分はいつもロケーション提供でお世話になっている【大阪グリーンキャニオン】さんで行います。たまたま施設の整備作業の日でもあったので、室内に空調が入っていて涼しかった。

また何か撮ってるんですね?

作業に来ていた人たちはここで撮影した「ソエジマ組」の作品を知っておられました。ここでは【パトレイバー・アサルト】も【RECAPTURE】も撮影したしね。本当に快くロケ地を提供してくれて、いつも助かっています。

Sweet Farewell

撮影は他の場所でも行いました。こっちの撮影を午前中に組み込んで、午後からゾンビシーンということにしたのです。大きなスポーツ施設のある公園で、事前にロケハンして公園事務所の方と打ち合わせしました。

人が少ない時間帯でやっちゃう。

フェンスの奥は立派なテニスコートなのですが、平日の朝というのは人がいない。蝉の鳴き声がうるさいくらいで、それ以外の音もなく撮影環境としては良好でした。高校生カップルの絡みがあるシーン、縁起の修正をしつつ撮影自体は2時間ほどで終了。うまいことサクッと終わらせて移動となりました。

Sweet Farewell

今回は内容から細かくカット割りを決めたコンテを作り、それを元に撮影を進行していきました。いつもだったら全体を順撮りしちゃうんですけどね。ゾンビメイクをしたら元に戻せないので、撮り漏らしがないかキチンとチェックすることも大事でした。

全体を把握して現場で柔軟に考える。

いつも基本はこれなんです。コンテも描くけど、決してそれにとらわれないようにと心がけています。なんせ現場で役者さんの雰囲気や演技、噛み合わせでこちらの想像を超えていくことがたくさんあります。面白かったら、そちらを優先してうまく映画に組み込んでいくことが必要だな、と思っているのです。この日は高校生2人もベテラン俳優「森崎正弘」くんも脚本の内容を把握して現場に来てくれました。おかげでかなりスムーズに撮影できて楽しかったね。

Sweet Farewell

撮影は【ブラックマジック・ポケットシネマカメラ】をメインカメラで使用。この日のために導入した外部モニター【Feelworld FW759】を取り付けました。このモニターがかなり見やすくて助かりましたね。音声は現場での収録前提で【TASCAM DR-40】で拾っていきます。

スローモーションはSONY機で撮影。

オープニングはスローモーションにしたくて、そこだけ【SONY α6300】で撮影しています。いい感じに走る男女2人の映像を撮れたのではないかな?複数カメラの映像を組み込んだのも初めてだったけど、それほど違和感なくまとめれますね。画質の差というより色味の差の方が気になるというところでしょうか・・・

Sweet Farewell

この短編映画は3分間バージョンがあり【第7次 米子映画事変:3分映画宴】において「審査員特別賞」をいただきました。実は3分というイメージで脚本を書いたんですけど、撮影して編集していくうちに5分くらいがちょうど良いと思っちゃっいましてね。一応完成形として5分バージョンを公開することにしたのです。予算とスケジュールがあれば15分くらいの作品になりそうなネタもあるんだけど・・・ひょっとしたらどこかで形を変えて長尺の作品にするかも?

「Sweet Farewell」本編はこちら
ぜひ本編もご覧ください。感想などYouTubeコメント欄にいただけると嬉しいです。




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