【ブラックマジック・ポケットシネマカメラ】作品を制作してわかったこと、感じたこと。BMPCC使用感レポート、経過報告です。




BMPCC

夏にブラックマジックデザインのカメラを買いました

ブラックマジック・ポケットシネマカメラね。

よく略して「BMPCC」と表記されます。

マイクロフォーサーズマウントのシネマカメラ。
そう、デジタルビデオカメラとは言わない。
映画を撮るために作られた「デジタルフィルムカメラ」なのだ。

BMPCC

以前から興味があり、いろいろと調べてたカメラ。

カラーコレクションが前提のカメラだとか。
プロ仕様で凄い映像が撮れるとか。
フィルムルックの映像に特化してるとか。

しかし実際に使ってみないとわからん。

運良く半額セールに出くわしたので手に入れて使うことにしたのです。

とりあえずコレで1本作品を撮ってみよう、と。
で、作ったのが「オメガ7 実写ファンムービー」でした。

BMPCC

ここは最後のヘリコプターの登場シーンを撮影した場所。
大阪の東側にある八尾空港です。

本当はヘリを飛ばして撮りたいが金がねえからな。

ここは軽飛行機とヘリコプターの空港。
陸上自衛隊の基地もあります。

ヘリコプターの着陸アプローチしそうな場所に陣取って撮影したのだ。
もっと大きなズームレンズが必要だったが・・・

BMPCC

BMPCCを使い作品を制作した印象としては

難しい、めんどくさい。

カメラ本体のみで撮影しているので難しいのは覚悟してたんだけどね。
手元に使える外部モニターが無かったのが辛かった。

背面モニターの小さな画面だけが頼り。
ピントがきてるか?露出あってるか?

本当にわかりにくく不安であった。

慣れてくれば「撮れてるな」って、ちゃんとわかるんだけどさ。
そこに行き着くまでは時間がかかりました。

BMPCC

あと音は必ず別で用意しないとヤバい。
カメラ側のマイクはコンパクトデジカメより劣るものだ。

とりあえず現場の音を記録するだけのレベルである

まあ、いいんだよ、それはそれで。
もとより期待はしていないし、使うつもりもなかった。

カメラに外部マイク用のラインもある。
こっちを使おうと思ってたんだよね。

しかし、どうにも上手く録れなかった。

マイクの録音レベルも調整しづらい。

だいたいレベルメーターが無い。
オートレベル機能も無い。

これでどうやって録れと言うのか?
間になにかデバイスなりミキサーを入れろってか?

まあ、そういうことなんだろうな。
俺の撮影ではワンマンオペレーションを前提としている。
今は音声さんを入れる予算は無いんだよー。
このあたりもハードルが高いぜよ。

BMPCC

音に関しては試行錯誤の結果、PCMレコーダーを外付けしました。
画像のようにカメラにくっ付けて使っています。

TASCAMのレコーダーが大活躍だ。

以前、別件で買ったのがこういう形で活用できるとは思わなかった。
ウインドマフなどオプションを買って使っています。
これで音はなんとか解決ってことで。

一番いいのは音声さんを入れることなんだけどね。
セリフが多い作品のときは必ず入ってもらうことにしよう。

BMPCC

BMPCCを使う以上はカラーコレクションは避けて通れない道。
ってか、カラコレのための映像を撮れるカメラだ。

ダヴィンチ・リゾルブもだいぶ理解しましたよ。

カメラの使い方のみならず、アプリの使い方も習得しないと使えない。
でも使って行くうちに理解も深まったアプリでした。

もっといじれば、もっと理解できるな。

もっとやれるなと思いましたが、カラコレ無限地獄にハマると恐いな。

でも、ブラックマジックのカメラは良い映像が撮れますね。
デジイチやビデオカメラでは、なかなかできない映像です。

BMPCCはマイクロフォーサーズだけど、APS-Cとかフルサイズのカメラも使ってみたくなったよ。
誰かレビュー用に貸してくれないかな?
1本作品を撮って返すからさ。



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