プラナーT* 50mm F1.4 であります。
カールツヴァイスのレンズ。
ドイツ製の老舗名門レンズメーカーの一品!
デジタル一眼レフEOS 60Dと5Dはムービー撮影時にマニュアルフォーカスとなる。
オートフォーカスが効かないことはないのだが、フォーカスが遅いし、AF機能が弱いことこの上ない。
「EOS Kiss X6i」になってかなり向上したようだが、機械に頼るより自分で合わせたほうが断然早い状況は変わらない。
EOSムービー野郎にとってマニュアルフォーカスは大事。
実は先日の京都での撮影で「シグマ 50mm F1.4」というレンズを試してみた。
気になっていたレンズなので先輩からお借りして試したのだ。
しかし、このマニュアルフォーカスがどうにもしっくり来なかった。
レンズの写りとしては申し分なかったのだが、操作しているうちに違和感を感じたのね。
途中から「キヤノン EF 50mm F1.8Ⅱ」にして、この日はほとんどこれで撮影してしまっていた。
50mmという標準レンズの必要性を改めて感じた。
いま持っている「キヤノン EF 50mm F1.8Ⅱ」もいいレンズだ。
しかし、マニュアルフォーカスの感触は軽すぎて滑ることがある。
合わせたフォーカスから微妙にガタついて戻すこともあった。
先日の撮影でもここが気になった。
値段以上に写りが良いレンズだから、性能としては十二分に働いてくれてるんだけどね。
50mmでこの先20年使えるレンズが欲しい。
そう思い始め撮影後、いろいろ調べてみた。
前出の「シグマ 50mm F1.4」と「キヤノン EF 50mm F1.4」が候補にあがる。
どちらも明るく、写りには定評があるし値段も似ている。
しかし「シグマ 50mm F1.4」は実際に使って、マニュアルフォーカスの感触がピンと来なかった。
ほかに「キヤノン EF 50mm F1.2L」ってのもあるが、こちらは値段が高く手が出ない。
じゃあ、やっぱEFレンズ?F1.4を買う?
そう思い、ほぼほぼこっちを購入の意思を固めた。
他にないよねえ?ってブラブラと調べていたら「プラナーT* 50mm F1.4」というレンズがあることを知る。
カール・ツァイスだ!
性能の高さは世界中が知っているレンズの老舗メーカー。
値段もキヤノンやシグマよりちょっと高いだけ。
良いな、これだな!
そう思って調べると中古で良い出物があった。
キレイキレイ!新品同様である。
もちろんキヤノンEFマウントのモノだ。
ってことで、買いました。
中古でもシグマ、キヤノンのF1.4より高かったけどね。
でも、50mmレンズをメインに使うことを思えば、実に有意義な投資だと感じたよ。
実際、質感はお値段以上でした。
届いた商品を開け、持ってみた第一印象はコレ。
精度高く、カッチリと作ってある。
このレンズは硬派なことに
マニュアルフォーカスのみなのだ。
絞りはカメラ側で調整できる。
オートフォーカスは使えません。
ま、ムービーで使うから別にこの点は気にならない。
実際にテストをしようということで、冬の公園に女子高生2号と3号を呼び出し撮影してみた。
すげえー、いいわ。
写りも良い。
ボケ味も良い。
このへん文句なし。
マニュアルフォーカスの具合が良い。
ちょっと硬いかな?と感じたが、慣れてきたら気にならなくなった。
もしかしたら使っているうちに、もっと良くなるかも知れない。
ほとんど開放値だけでテストしたが、シャープさも気に入った。
このレンズ性能を使って、もっとバンバン撮影するぞ!
そんな気にさせてくれます。
後日、またテスト動画をアップします。
レビューをお楽しみに・・・