「海賊とよばれた男」の聖地へ!北九州の門司港で【出光資料館】を見てきた!



海賊とよばれた男

小説「海賊と呼ばれた男」読みました。この正月は実家の長崎へ帰省しておりまして、その折に上下巻の大作を読み切りました。以前から読みたいと思っていた本は予想以上の面白さ。

もうね、感動しまくり。

たまらんシーンの連続でした。特に上巻の前半部分は涙無しには読めない。

海賊と呼ばれた男

上巻はロサンジェルス旅行の飛行機の中で読んだ。10時間ある飛行時間を使って読めばいいな・・・、そう思って機内に持ち込んだ。

隣席のマレーシア人夫婦が引くくらい泣いた。

もうね、泣く泣く。太平洋戦争後からの展開は泣ける話が満載だった。

この物語は出光興産の創業者「出光佐三」さんをモデルにした小説。モデルとは言え、主人公はこの人そのものになっている。登場するエピソードは史実を元にしたもので、実際に出光興産が大企業になるまでを描いている。出光佐三さんの創業地は福岡県の北九州。ここから海へ出て「海賊」と呼ばれるようになったのだ。

出光資料館出光資料館

ゆかりの地である門司港には出光美術館がある。この美術館の中に出光資料館が併設されている。そこには「海賊と呼ばれた男」の資料が展示されているというのだ。正月の帰省で北九州を通るから、ここに立ち寄ってみることにしました。

出光資料館は無料で入れます。

クルマは近くにある「門司港レトロ」の駐車場へ置きました。このへんは門司港の観光スポットなんだな。

出光資料館

資料館は出光佐三さんと出光興産の足跡を辿っていく展示になっています。創業時のエピソード、満鉄との仕事、終戦から復興まで・・・

本で読んだ通りだ!

小説で読んで想像していた風景が、展示されている当時の写真で加速していきます。「海賊と呼ばれた男」の世界をリアルに感じれます。

特に再現ドラマが良かった。

10分くらいずつのダイジェストで再現ドラマを見れるコーナーがあります。出光興産創業10周年までの物語を再現した映画。おそらく70年代後半くらいに出光興産自らが作った企業映画なんじゃないかな?映画としての作りも素晴らしく、いい俳優さんがたくさん出ている。

ちゃんとお金と時間を使ってる映画じゃないか!

ダイジェストでもわかる、そのクオリティの高さ。これはフルバージョンを見たい!それかリメイクしてドラマにしてくれると嬉しいな。全部で3本ありましたが、すべてガッツリと見てしまいました。

出光資料館

歴代のタンカー日章丸。原油を運ぶタンカーの模型。

二代目はイランから石油を運んだ「日章丸事件」の船だ。

こうしてみると、どんどん大きくなっているのがわかる。この巨体に石油を満載して海を渡ってきているのだな。我々の生活と密着している石油というのは、はるかな海を越えて日本に届いている。あまり日常では意識することが無いけれど、いろんなプロセスを経た石油を使っているのだ。そう言えばタンカーを間近で見たことがないな。その巨体を実際の目と足で感じてみたいものだ。

出光資料館

この美術館は門司港レトロと呼ばれる観光スポットの中にある。
赤レンガの壁や昔の建物が残っていたりと、実に雰囲気のあるエリアだ。

ゆっくりと見て回る時間を持って行きたい場所だね。

やはり港街はいいな、雰囲気が良い。ゆっくりと流れる時間を楽しめる場所だよ。




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