邦画サスペンスの傑作!【大誘拐 RAINBOW KIDS】暖かく描かれた人間が繰り広げる誘拐劇!



大誘拐 RAINBOW KIDS

時代は1990年代に突入したばかり。携帯電話やインターネットがない日本、和歌山が舞台の映画「大誘拐」です。

岡本喜八監督の最高傑作だと思っております。

本当に傑作サスペンス・コメディ。もうこれはソエジマックスの好きな邦画NO.1になるかも?もう何回観ただろうか?おそらく記憶だけで台本が書けるレベルだと思います。そのくらい大好き!繰り返し見ています。



大金持ちのおばあちゃんを誘拐して身代金をいただく計画が、そのおばあちゃん自身が主犯になって100億円の身代金を要求する!

サスペンスなんだけどコメディなんだ。

痛快かつ愉快な物語で、最後まで飽きることなく見入ってしまいます。お婆ちゃん役の【北林谷栄】さんは全てが素晴らしい!もうこの人のための映画と言っていいでしょう。いや、この人がいたからこそ、この映画が作れたのだと思います。やはり映画においてキャスティングは重要な要素ですよ。可愛らしく狡猾なお婆ちゃんが大活躍する爽快感ったらないですよ。

大誘拐 RAINBOW KIDS

龍神村というなじみのある土地の話ということと、和歌山県警本部長役の【緒方拳】さんもいいのです。刑事役でゴリさんこと【竜雷太】さんも出てきます。もうね、この人の登場シーンが絶妙なんですよ・・・。東京から赴任してきた新人刑事役の島田久作さんも天然ボケ演技が楽しいです。もうこの映画、イヤな人出てきません。みんないい人です。

なんと素晴らしい映画なのだ!

まさにマスターピース!とんでもなく素晴らしい映画です。幾度となくこの映画を見て奮い立ちました。カット割りと展開に合わせた音楽が秀逸です。きっとこれからも何度も見ることになるだろうなあー。




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ