【境港で海鮮丼】を食べまして、ちょっと温泉でも立ち寄るか?と相談。近くにないものかと検索してみたら興味深い場所が出て来た。
美保関と呼ばれる場所。
境港から北へ橋を渡り東へ約30分ほどのドライブ。【美保神社】というところへ行ってきました。
日帰り温泉目当てで行ったのですが、せっかくなので参拝していくことに。
実に大きく立派な神社である。
聞くと漁業・商業を始め広く生業の守護神を奉る歴史ある神社である、と。全国にある「ゑびす様」の総本社とのことです。そんなことは露知らず、のこのことお参りしてきた次第であります。
海運と繋がりが深い神社らしく、廻船用の井戸があります。神社のすぐ前が港になっている。そのまま水道を通って安来方面へ行くことができます。そのまま広大な内海に繋がっているので、水道の要所に位置していると言える。
すぐ横が宿屋街になってます。
石畳が美しい、静かな場所でした。
この通りに【国登録有形文化財 旅館 美保館】もあります。そこが検索にヒットして興味がわいたのです。建物の中は見れませんでしたが【新館の温泉】に入ってきました。
境内に入り、本殿に参拝!荘厳な本殿は奥行きがあり、懐の深さを感じる。ここまでのご縁への感謝と家内安全を祈願してきました。
本殿に設置された福種銭をゲット!
これで幸福の種を蒔くのだ。
お守りではなく使うことで世の中に福の種を蒔こうと。使って利益が戻って来たら奉納してね、という仕組みである。
気になるものを境内の奉納品が並んでいるところで発見した。漁船の絵だな、と思って見ていると立体感がすごい。
やたらと奥行き感がある。
なんだ?と思ってよくよく見てみる。
こ、これは立体じゃないか!船の半分を絵から飛び出した格好にしてある。
初歩的な技法だが、ダイオラマ式の絵画であろう。
船のマストなどは完全に棒状。ロープ類もちゃんと張ってある。波も膨らんでおり、ちゃんと下絵ともなじむように塗られている。
日付は昭和12年3月と描いてある。
戦前のものらしく、文字もすべて右から読むようになっている。これは日本模型界としてけっこう重要文化財じゃない?
隣の額も同じような技法で作られている。
ひょっとして流行っていたのか?
ただこちらは昭和40年代の作品であった。うーむ、山陰は奥が深いぞ。
美保神社からはすぐ港が見える。
鳥居ごしに海が見えるってのはステキだな。
海沿いの、のどかな時間が流れていました。ふいに訪れた場所でしたが、またちゃんと時間を作って行きたいな・・・いや、行こう!そう、来年の米子映画事変の時にでもな!